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展示風景

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●制作11-吝嗇家
 私、よくケチだと言われます。  閉店間際のスーパーが大好きなのです。なぜかって?そんなの決まっているじゃないですか、値引きですよ。だいたいpm9:00を過ぎるころに、売れ残りの商品を定員さんが来て、値引きシールを貼っていくのです。50円引きとか100円引きとかシールは様々で「半額」なんてシールを見つけた日には、心の中で『でかしたぁ〜!』なんて自分自身を褒めたりします。こんな私だから吝嗇家と言われても仕方ないですよね。でも懲りずに今日も買物にいくのです。
 こんな私の制作テーマは「自信の生活」なのです。一時だけ着飾ってパーティーに出かけることは出来る。最近、付けまつ毛だって上手く付けられます。ほんの10分くらいなら、長野県生まれ茨城県育ちの田舎物をカバー出来るくらいの標準語だってしゃべれます。作家活動だって同じだと思います。かっこのいい作品やちょっと頑張って写実主義を気取ることは簡単です。だけどそれでは私らしくなくて、造っていてもなんだか偽善者っぽくってつまらないのです。それはそうですよ。アホが利口ぶって造っても誰も振り向きません。田舎者は田舎者らしく、ボンクラならボンクラらしく明るく正直に生きたいのです。要するにありのままがいいのだと思います。決して制作に手を抜くという訳ではありません。精一杯ボンクラを表現したいだけなのです。
 それともう一つ私がこだわっていることがあります。それは継続するということです。一時だけ造って終わりではなくて永遠に造っていくのです。この制作もそうです。この展覧会が終わればお蔵入りではなくて、今日得たシールをまた貼り、明日得た100円引きシールをまた貼り続けるのです。それを1年後、2年後.....10年後と続けるのです。日々繰り返されるなんでもない行為、それが蓄積される貝塚のように埋もれる日々も発掘される日々もある。それこそが私流の制作なのです。ようするに制作とは私の生きている証でそれは生きている以上永遠と続くものなのです。
 よく何故渦なのか?と聞かれます。それは人生の渦なのです。私の制作はずっと止まることなく続けることなのです。「川の流れのように」とか「行く川の流れは絶えずして...。」等、よく人生を水の流れに例えたりします。渦は人生とともに育っていく形なのです。時には流されても、時には波にもまれても、強く大きく育つ大渦に私は惚れ込んでいるのです。




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